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1・17

今日は、「阪神淡路大震災の日」ですね。
あれからもう22年もの月日が経ったとは驚きです。お昼のニュースを見ていると、心が苦しくなります。何年経っても大切な人を失った人にとっては、悲しみが薄れる事はないんでしょうね。


建築の仕事をするようになって、木造の家をつくるようになって、特に【耐震】という2文字は頭から離れません。安心安全な住まいをつくることは、我々建築業界で仕事をする人間にとっては、最重要課題だと思います。

昨年から、『平野木材の家』はすべて・・・【耐震等級3】で建てる事にしました!もちろん、費用も手間もかかります。でも、良いキッチンやかっこいい窓を入れるより、こっちの方が大切だからです。木造でもきっちりと耐震の計画を行い、施工すれば大地震でも壊れない・・・人の命を守る家を建てる事ができるのです。

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今、日本で建てられる新築は、基準が高くなっているので、「耐震等級3」でなくても、一定の基準の耐震住宅が建っています。でも問題は、「古い木造住宅」です。先日の朝日新聞にこんな記事が載っていました。

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阪神大震災の日が近づいたり、どこかで地震が起きると・・・「家の耐震改修工事」の重要性が取り上げられます。でも現実は・・・各都道府県が目標に掲げている「古い木造住宅の耐震化」が進んでいないらしいです。一番の原因は、やはり工事が高額になる・・・という事だと思います。国や市町村の補助金をもらおうとするのにも、かなりハイレベルな耐震工事をする必要がありますし、補助金をもらえる件数もものすごく少ないのが現状です。でも必ずしも大規模な改修工事ではなくはダメだ!という事はありません。

もちろん大がかりな耐震工事をするに越したことはないのですが、「ちょっと弱い部分を補強する」だけでも、しないよりは圧倒的にいいのです。それによって、家は壊れても命は救われる・・・という事は起こり得ると思います。

奈良県でも、もっと多くの補助金を出してほしいと思いますし、平野木材でも耐震工事の働きかけをどんどんしていかなければいけない・・・・・と改めて感じさせられた1月17日でした。

耐震の事をもっともっと勉強して、皆様に良いご提案できるように頑張っていきます!(^^)




【木と心】でお客様の幸せのお手伝いを・・・
   ◆ 株式会社 平野木材 ◆

明日も素敵な一日が皆様に訪れますように!


by fujiioyako | 2017-01-17 19:34 | 建築
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平野木材 社長のブログです。


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